School of Government, Kyoto University Morotomi Lab.

京都大学公共政策大学院 諸富研究室

地域再エネ共同研究プロジェクト

Research Project on Local Renewable Energy Economics

人材育成プロジェクト

(学部生・大学院生向け)

本共同研究プロジェクトでは、再エネを通じて社会変革を主導する人材の育成に注力していきます。
具体的には、以下3点を目的として、プロジェクトに参加希望の学生を募集します。

●自分のキャリアパスについて自らを見つめ直し、将来の見通しを付けることができるようになること
●再エネ事業を通じて社会の変革を引き起こせる人材の養成
●さらにレベルアップしたい、あるいは再チャレンジしたいという学生に、学部、大学の壁を越えた仲間づくりの機会や場を提供すること

スケジュール

●説明会を開催致しました(7月14日)

●再エネと地域に関するキーパーソンを招いて集中講座(パネルディスカッション、双方向性のディスカッション)を実施(9月)

●エネに取り組む企業へのインターシップ機会提供(10月~12月)

●再エネと地域のあり方について、事業提案や政策提案など、自分のリサーチ結果を報告会で発表し、フィードバックを行う(一連のプログラムにすべて参加された学生には修了証を発行)(2月~3月)

募集要項

2025年度申込受付を開始しました(8/18〆)

2025年度集中講座

集中講座
日時:9月1日(月)
場所:京都大学法経済学部東館B1F 三井住友銀行ホール

【開催報告】人材育成プロジェクト 集中講義を開催しました

 2025年9月1日、京都大学法経済学部東館B1F三井住友銀行ホールにおいて、人材育成プロジェクトの一環として集中講義を開催しました。エネルギー分野の第一線で活躍する専門家や実務家からの講義や講演・ディスカッションを通して、再生可能エネルギーの可能性や今後のキャリアの方向性について学びを深めました。

 午前の部の講義では、京都大学公共政策大学院の諸富徹教授による講義が行われ、地域再エネについて具体的事例を示しながら、広範な地域課題とそれらへのアプローチについての解説がなされました。午後の講義では、日本風力開発株式会社代表取締役社長の藤谷雅義氏と、一般社団法人CoIU設立基金代表理事の井上博成氏より、それぞれ具体的な実務内容にも触れながら最前線での取り組みを紹介する講義が行われました。

 その後のパネルディスカッションでは、諸富教授が司会進行を務め、九州大学工学研究院のキーリー・アレクサンダー竜太准教授、株式会社Sustech代表取締役社長の丹野裕介氏、一般社団法人バーチュデザイン代表理事の吉高まり氏が登壇しました。それぞれご講演いただいた後、「再エネのキャリア選択」「地域との関わりの重要性」「学生時代のできる取り組み」などをテーマに、会場の参加者も交えた意見交換が行われました。

 最後には、井上博成氏の進行のもと、参加者が少人数のグループに分かれてディスカッションを行いました。1日の振り返りと、再エネの可能性とキャリアをテーマとして、模造紙にコメント用紙を掲示しながら意見交換を行い、最後には各グループからディスカッション内容の発表も行いました。

 集中講義終了後には交流会を開催し、登壇者や参加者が活発に意見を交わしました。互いの関心や取り組みを共有する中で、新たなつながりが生まれるなど、終始和やかな雰囲気の中で交流が深まりました。